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この勉強法やってない!?計算問題編

執筆者の写真: 学習塾 NEVOS学習塾 NEVOS

毎日のように子供達の宿題を見ていると生徒のノートから成績が伸びない理由が見えてきます。

ノートを確認するようになり3年目となった今ようやくそれらを言語化できる程度まで知識が溜まってきました💦



NEVOS中等部には小6〜中3生まで公立・私立ともに在籍しております。どの学年の生徒もおそらく他塾よりも勉強時間は長いと思っております。最も顕著なのは中3生です。

例えば当塾の中3生の平日は早い子であれば15:30〜どれだけ遅くとも18:00には全員が集合し、21:30〜22:30の間まで勉強されています。

塾は毎日開校しているので受験生は体調不良以外で休む方はほぼ皆無です。



これは今いる生徒が特別なのではなく、先月末に新たに入塾された中3生は、それまで他塾に通っており、その際は1日の自習時間は30分〜1時間程度だったと言います。

しかし当塾に入塾したその初日から16時ごろには塾に来て22時ごろまで勉強されるようになりました。休憩もされているとは思いますがそれでも5時間程度は平日で勉強しているので勉強時間は5倍になったと言えるでしょう。

ここからわかるように当塾に入塾すると勉強時間は格段に増えます。

しかし、それに比例して成績が伸びるかといえば答えは「簡単に上がらない」と言ったところです。



確かにどの学年でも勉強時間が格段に伸びるため、それにより成績が上がる子は多いです。先日載せたように過去最高の点数を取れる生徒も多いかもしれません。



ですが時間に対して伸びが少ないのです。

成績が伸びているにも関わらずお母様方から心配の連絡をいただくことも多々あります💦



また時間で成績を伸ばしている生徒は伸びが早めに鈍化または停止します。

元の順位にもよりますが30位程度は時間であげられるというのが僕の見立てです。

(下位10〜20%の生徒は時間ではほとんど伸びないことが多いです。彼らについて解説した記事はこちら↓)






7年間子供たちを見てきての結論として、勉強時間だけを伸ばす形で際限なく伸びた生徒は、「勉強せずとも50%の順位にいるような勉強のセンスが良い子や勉強に対する能力が高い生徒」だけです。

この子達は勉強はしていませんが勉強がなんなのか(こうすればできるようになる)を当然のようにわかっています。

この層は勉強を強制する空間があり、方針を提示されればそれだけである程度伸びることができるのです。


7年前の僕はこの認識が甘かった。ほぼ全ての生徒が勉強時間と勉強の指針さえ与えてあげれば伸びると思っていました。しかし実際は違ったのです。


上記に挙げたタイプではない生徒は「勉強の仕方・向き合い方、精神的な部分、脳の能力」のいずれかまたは複数を段階的に上げていかなければならないのです。

しかし「脳の能力」は一介の塾講師にはアプローチが難しく「精神的な部分」は本人の意思を待たなければなりません。

ですので「勉強の仕方・向き合い方」に焦点を当てる必要があるのです。



 


さて、本題に移りましょう。

今回は「答えや解説を見ながら演習を行なってしまう」レベルの生徒向けではありません。答えを見ながらやってしまうような生徒はまずはそちらを改善することが先決です!



①「勉強の仕方」の一つ目はノートです。

例えば下の写真を見てみましょう。



ここで問題となってくるのは文字の丁寧さではありません。

丸つけはできていますが、肝心なその解き方が書かれておりません。



この生徒は丸つけの際に、解答にある計算法を理解していないのです。

解答を読んだだけかまたは解答も読んでいないかのどちらかです。



ちなみに読んでいるだけの生徒がなぜダメなのかは下の記事でお伝えしています!ぜひご覧ください。







次にこちらをご覧ください。



この生徒は一見すると計算問題に対して理解し、しっかりと直しているように見えます。しかし、この式たちは解答に書かれている式そのままなのです。中括弧が書かれている直しは怪しいです。


この生徒にも聞き取りを行ったところ、全てではありませんでしたが、答えにあった式をそのまま記入していたとのことです。



では好ましいノートについてですが、それは間違えた問題を理解し、解き直し、確認をしているノートなのです。

当塾の生徒の一部には間違えた問題を教科を問わず、全て解き直させている生徒もいます。しかし、そういった生徒も理解してから解き直しているので無いならばあまり効果を発揮できません。

「解き直し」は「理解」の上に効果を発揮するものです。


ですのでまずは解答を見て理解を行い、流暢生の錯覚においちいらないためにしっかりと解き直しを行い、解答で確認を行うようにしましょう!

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